"ユーモレスク ドボルザーク作曲"
バイオリン演奏方法のポイント4 〜25小節目から最後〜

25小節目から40小節目までは、リズムをしっかりと硬く弾くようにしましょう。

25小節目から調が変わり、曲も重く、厳かな雰囲気をもつように演奏します。これまでと異なり、リズムも硬く、しっかりと守って、重くバイオリンを響かせるようにしてみましょう。

37小節目からの4小節間は、ファーストポジション、サードポジション、ハイポジション(第五ポジション)と、ポジションの移動が忙しい部分です。左手の指使いをゆっくり練習するようにしましょう。

ポジションチェンジが頻繁に発生するところですので、まずはゆっくりとした速度で左手の指位置に注意して音程をしっかり確認するようにします。ポジションチェンジが多いですが、指の位置関係に注意すると結構音程がとりやすい音の並びになっています。

 

サードポジション ハイポジション ポジションチェンジ  

動画で解説

楽譜

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補足解説

37小節目から40小節目までのポジションチェンジの練習は、左手の指位置の関係を利用して、正しい音程をとれるようにゆっくり練習しましょう。
バイオリンのハイポジションでの音程の取り方のコツ

37小節目から40小節目までは、ファースト → サード → ファースト → サード → フィフス(第五) と頻繁にポジションチェンジします。

高いポジションで安定して音程をとるのは慣れない間は難しく感じるかもしれません。しかし、この39小節目と40小節目では、サードポジションの4の指の「ソ」と、第五ポジションの2の指の「ソ」を重ねてとることに成功すれば、比較的簡単に音程を確保することができます。

第五ポジションの2の指の「ソ」から、1の指「ファ♯」と3の指「ミ♭」は、ほとんど指をくっつけて置けばよい関係にありますので、音程を楽に取れるはずです。

まずは、ポジションチェンジと、指の配置をゆっくりと確認するようにしましょう。